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vol.491 掛け算

日本経済新聞の記事をなんとなく流し読みしていた時、ふと、目に留まった特集があった。

それは演出家・宮本亜門氏のコラムで、私が普段読んでいる、金融や経済などとは違うものだった。

宮本亜門氏といえば、ミュージカル、オペラ、能楽、など国や言葉やジャンルを超えた天才演出家だ。

「宮本亜門が歩んできたストーリーを垣間見たい」そんな興味が沸いたので読んでみた。

コラムの中には、今までの成功のカギとなる「亜門流」が書かれていた。

伝統と革新、古典芸能に最新のテクノロジーをプラスして新たな感動を呼び覚ますという内容で感動を生み出すために挑み続けている亜門氏に、当然ながら「流石だなぁ」と感じていた。

その一説の中で私の興味を最も惹いたのは「亜門氏の苦悩」が書かれていた部分だった。

その苦悩も演出家になって20年も経ち評価も自信も大きかった時期のことだから尚更だ。

米国の俳優への演出の時、笑顔を振りまきながら「こうしてください」と指示を始めたところ総スカン状態になったという。

ディスカッションで物事を決める文化が根付く米国では、日本式のトップダウンな演出方法は全く受け入れられなかったのだ。

それに応じ、全員で意見を出し合い、全員が納得するまで話し合いを重ね、やがて皆が同じ方向を向くようになると、それまで感じたことのないエネルギーが生み出され、一人ひとりが自分の責任として動き出し、チームとしてのスピードと質が急激に高まったというのだ。

この時の経験を亜門氏はこう言っている。

「演出家とは『ナビゲーター』であり『タイムキーパー』であればいい。様々な個性や異なるジャンルでのぶつかり合い、不信感や尊敬もが入り混じったカオスから生まれる『掛け算の組み合わせ』は無限のパワーを生むのだ」

衝撃だった。

あの天才が自分をタイムキーパーであればいいなんて。

この時私は『雲の上の人の話』ではなくとても身近なことに重ねて読んでいた。

感動って一人ではなく、チームで生み出すものなんだ。

家族もまた例外ではない。

みんなの思いをぶつけあい理解しあい同じ方向を向いたとき、かけがえのない時を感じたことを思い出した。

仕事の仲間も同じだ。

そして、日々出会うお客様に対してもこれは大きな違いがでる。

お互いの思いや考え方が通じ合ったとき、求めていることが理解でき、迷わず全力で取り組むことができる。

結果、お客様には本当に喜んでもらい、そこには感動が生まれる。

それと同時に私には心地よい達成感と新たなパワーが生まれる。

まさにお客様と私の掛け算から生まれた感動なんだと。

そしてお客様との感動こそが私の原動力になっている。

なにか分かった気がする。

そしてわくわくする気分だ。

何が分かったかは、これから先の掛け算で表していきたいと思う。

2019.07.23 浜松支店 太田 和美

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