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vol.568 お金の授業

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、2022年度から高校の『家庭科』の授業で投資など≪資産形成≫の授業が始まるそうです。
ついに、こんな日がくるとは・・・。

確かに今の日本は超高齢化社会で、年金2000万問題や人生100年時代など老後に漠然と不安を持ってる方が多いことも現実で、国としては今の高校生が老後を迎えるときに、国のお金では生活を守ってあげられないから自分で何とかしてね・・・。
その為に、今からお金を殖やすための勉強しといてね!ということでしょうか・・・。

お金を殖やすことは、社会に出てから意識される方がほとんどだと思いますし、その時に初めて≪資産形成≫を一から勉強することになります。
私たちも、資産形成などの相談を受けることが多々ありますが20代前半の方からの相談はごく稀ですから、学生時代に、少しでも知識を持っておくことはすごくいいことですよね。

ただ、気になることが一つ・・・
なぜ『家庭科』?

お金の知識なので、『経済学』や『経営学』などを想像してしまいます。
調べると、『経済学』は世界経済や日本経済など【大きなお金】の動きを学ぶ学問で『経営学』は、簿記など【会社のお金】を扱う学問だそうです。

じゃあ、そもそも『家庭科』の授業って?

調べてみると、
【家庭生活に必要な見解・知識・技能を習得することを目的とする科目・教科である】と、ありました。
確かに、小学校などで習った家庭科の授業は、調理や裁縫など家庭生活にあることだった記憶があります。

今回の≪資産形成≫の授業は、『老後の資産形成』になるので国や会社ではなく、個人や家庭レベルの話・・・。
学ぶ目的が違う・・・。

『個人のお金』の話なので、家庭生活に必要な知識、技能を習得することになる。
家庭生活に必要な必要な知識、技能を習得する勉強といえば・・・

そう、『家庭科』なんです!
だから≪資産形成≫を『家庭科』の授業として習うことになるそうです。

日本は世界的に見ても、お金の授業が圧倒的に少ないとの事。
そのことが、日本人のお金に対する意識を低くしている要因でもあるようです。
しかし、2022年から高校年代の『家庭科』で≪資産形成≫を学ぶことは世界的に見てもお金の話が少なかった日本にとって、大きな一歩になるのかもしれないですね。

2021.04.13 北九州支店 中村 剛

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