私にとってちょっと落ち込んだりした時に元気をもらえる人、地元津軽で笹餅作りで有名なミサオばあちゃん。
先日のバレンタインデー２月14日が95歳のお誕生日という、現役スーパーおばあちゃんです。
ですが、地元紙で『笹餅作り　今春で区切り』という記事が掲載されました。
以前から95歳で身を引き、意欲のある人に作り方を伝授したいと区切りの年齢だったそうです。

ミサオさんが笹餅を作り始めたのは60歳からの独学だそうで、起業したのがなんと75歳というのだから本当にすごいですよね。
地元のスーパーに卸したり、津軽鉄道での車内販売ではミサオさん自らが外国人観光客に笹餅を振舞ったりする姿もテレビで見かけたりと、よく地元メディアでも取り上げられます。

笹餅の販売数は年間５万個だそうで、その作業は材料の小豆を作ったり、粉ひきをしたり、山まで自転車をこいで笹を取りに行ったり．．．
これを全部今まで一人でやってきたのは普通95歳という年齢ではアンビリバボー過ぎます！
そんなミサオさんの生き方、本当に元気をもらえますよね。

笹餅は、餡が餅に練りこまれているので小豆色で、笹に三角に包まれています。プリっと、ツルっとしていてフワッと笹の香りがして、懐かしい、優しい味がします。
たくさんの賞も受賞している名物ですが、なんと、作り方は誰にでも公開しているとのこと。企業秘密じゃないんですね、太っ腹！
こういう食べ物って漬物もそうだと思うんですが、奥が深くて、作る人の味が滲み出るんですよね。レシピがあって真似ても、ミサオばあちゃんの味に辿り着くにはどれだけの年月がかかるのか？

世代交代前にぜひぜひ、パワーをもらえるミサオばあちゃんの笹餅、もう一度食べに、買いに行きたいと思います。
そして「いつも元気をもらってます、おいしい笹餅をありがとうございます、これからも元気でもっと長生きしてください。」と伝えたいです。