2006.05.18 Thursdayに自分が書いたブログを見つけたので14年ぶりに再掲してみる。
14年経っても思いが変わらなかったことを良しとしよう。
——-

美容の世界では「アンチエイジング」がもてはやされているが、対極にあるエイジングや経年変化にも注目が集まる。

例えば、皮革製品。イングランドのホワイトハウスコックス。
雑誌などでも、○年使用といった特集が再三組まれている。

アンティークウオッチ。
1950年代や60年代の時計が現役で時間を刻み続けている。文字盤や針のくすみも味のひとつ。

ビンテージカー・バイク。
最新の技術や性能では較べることのできない佇まいをみせる。

全てに共通しているのは、飽きの来ないデザイン、厳選された素材・部品、確かな技術、プロによるメンテナンスとリペア。

そして、それを大切に使う人がいること。

使われないものは、錆びつき、壊れ、無残に汚れていく。

「親子何代にも渡り、使い続けたいと思うもの」
そんなものが、街や生活の中に増えて欲しい。