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vol.635 映画から歴史を知る

映画や本は、実際に体験することの出来ない過去や外国の歴史を疑似体験させてくれる。

つい最近の出来事にBlack Lives Matter運動(BLM運動)があった。人種差別とされる事件に対する抗議活動である。
これは、2012年アメリカで発生した事件に対するSNSでのコメントが始まりだと言われている。
““Black people. I love you. I love us. Our lives matter, Black lives matter.””
(黒人の皆さん。私は皆さんを、愛しています。そして、私たちを愛しています。私たちの命は大切です、黒人の命は尊重されるべきなのです)

アメリカの歴史を知る時、人種差別問題を切り離すことは出来ない。この問題をテーマとした映画が多く存在する中で、今回2作品を紹介したい。
実話だが、実録ドキュメンタリー作品ではないので、親子でも楽しみながら考えさせられながら、人間として大切なことは何かを学べる映画として仕上がっていると思う。そして両作品とも後味が良い。

しかし映画の舞台となる時代から60年経ち、一部の分野では大きな変化や進歩も見られるが、BLM運動を引き起こすような事件と背景が現在進行形であることも同時に受けとめなければならない。

下記の紹介文はネタバレを防ぐため、映画配給会社のコメントを載せています。

「グリーンブック」(原題も「GREEN BOOK」)
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが・・・
映画紹介ページはこちらから

「ドリーム」(原題:「Hidden Figures」)
1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。
予告映像はこちらから

2021.07.21 東京本社 郷 敏幸

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