MENU

Mapダイアリー

MAP DIARY

vol.530 人生100年時代

戦国時代、人生50年だったが、現代は100年時代に突入している。
祖母が大正7年の生まれで101歳になる。足腰が弱くなってはいたが、頭は比較的しっかりしている(耳が遠いので会話が成り立たないことが多々ある)。そのうえ食欲もある。大変なのは母である。
80歳の母が101歳の祖母の面倒をみている。

そんな時、ある日曜日の夕方。家の前を救急車が通り過ぎた。それから数時間。母から電話が入った。「お祖母ちゃん入院した」。肺に水が溜り、心筋梗塞を起こしているという。「胸が苦しい。死んでしまう」と泣く祖母と救急車に同乗して「あんたの家の前通ったわ」。なぜか声が明るい。
コロナウィルスによる緊急事態宣言のなか、入院患者への面会は一切厳禁とのこと。看護師さんに「ゆっくり休んでくださいね。お祖母ちゃんはお預かりします」と言ってもらえてホッとしたのだと言う。80歳の母には体力的にも精神的にも限界だったのだろう。(優しいお言葉に頭が下がります)

入院して約3週間。祖母は退院することになった。101歳で心筋梗塞を起こしたのになんと強心臓。
母含めて3姉妹(もちろん叔母たちもまめに面倒をみてくれています)特養入所にむけて動き始めたがやはり順番待ちは避けられそうもない。そんな時、担当してくださっているケアマネジャーさんのご尽力でショートステイでの受け入れが決まった。(本当にありがとうございます。)
とりあえず3週間。その後自宅に戻って特養の受入れが決まるまでおそらく数か月は要するだろう。

長生きはとても素晴らしいこと。でも「早くお迎えが来ないかな」と長生きした人が言わない世の中になれば良いのにと思う。
母だって、祖母が邪魔になったわけではない。でも老々介護にはやはり限界がある。
私には結論は出せない。けれど母に限らず、つらい人がたくさんいるのがつらい。

2020.05.18 宇都宮支店 皆川 亨子

マネースクール随時開催!

将来の自分のために、お金の基本と工夫を学んでみませんか?
マネースクールに参加された方を対象に無料個別相談も行っています。
老後の不安や資産運用、住宅ローン相談など、各種お悩みをファイナンシャルプランナーが一人ひとりの状況に合わせてしっかりとアドバイスいたします。

開催スケジュールを見る

セミナー開催スケジュール